Mac SE/30

なんで今さらのSE/30。昔の憧れのマシン。今日届いてきた。筐体は日焼けしていかにも古いマシン。にしてもこんなに長く使われるとは製造した方も考えていなかったんだろうね。いつ作られたのか? 忘れた。80年代の末頃? まあいつでもいいや。


なんでこんなもの手に入れたかというと、e-muのEMAX SEとEMAX IIがあるんだけど、それの波形とかを編集できるSound Designerというソフトがあって、それを走らせるのに適当なのがこの時期のマシンなのだ。


ノートの方が小さくてよかったんだけど、ほとんど故障品ばかりで、あきらめた。デスクトップタイプも考えたのだけど、みんな横置きで邪魔。縦置きのは巨大。


で、どうせならとMacの原点に近いインテリアとしても珍重されたヤツを調達したというわけ。きちんと動作した。テトリスが入っていたのでやってみたけどルールを忘れていたのですぐにアウト……


ところでマック関係のソフトを落としてきてこのマシンで読めるんだろうか? そもそもうちに一台しかない林檎系マシンのPowerBookにはFDDがない。USB接続のFDDはあるんだけど、果たして繋がるのか? 繋がったとして、2DDに書き込めるのか? そして2DDをSE/30は読み込めるのか? 確か800Kとかいう半端なフォーマットも存在したような……ウェブ上からも最近は古マックの情報は減りつつあるしな。


アメリカの方が少しましだが、それでも古い情報はどんどん淘汰されていく。これって、インターネットの有効性というか優位性というかあるべき姿から離れつつあるのではないのか? ネット上のコンテンツは「バベルの図書館」のようでなくてはいけないのではないのか?


インターネット・アーカイヴという取り組みもあるけど、最近のようにフラッシュとか新しい技術を多用している場合、なかなかうまく機能していないように見える。サーバーの場所が分散してるコンテンツとか、ドメインの変更とか、あと、ブログに至ってはどうなんだろうか?


どんな情報でもいいから、ネット上に情報を公開している人は、少なくとも百年先のことを考えてその情報を残すようにしなくてはならないのではないのか?


いまの時点では、紙媒体の本のほうがその点では優れているように思える。


あ、そうそう、e-muのマシンなんだけど、うちにあるのはどっちもラックマウントで、EMAX SE は整備中、EMAX IIは動作確認をする手前で止まっている。実は動くのかどうかも分からないが、まあなんとかなるさ。


ちなみにこれらのマシンに関する情報もネット上から得たのだが、総本山ともいえるサイトがサポートをやめてしまったので、とても残念だ。やっぱり個人でそれだけのことをしていくのは難しいと思う。


でもまあここのブログか、別にアーカイブを作って、私の手元にあるマシンの情報くらいは今後提供して行きたいと思います。オークションとかでいちばん知りたいのが大きさ、そして重さなので、それについても正確には難しいけどだいたいの重さも調べて載せていきたいと思います。まあ、体重計で測るので、キログラム単位で。ギターとかベースとかはひとつひとつ全部重さが違うのであんまり意味ないし、あれはやっぱり楽器屋さんで買う方がいいと思います。経験上。エフェクターはほんとのところ、買ってみないと分かりませんね。