「薔薇を生む、わたし。薔薇を愛でる、あなた。」再び。


サイトに投稿した感想を一部改変して掲載します。
http://www.amieko.com/

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体調回復するまで待ってたらいつになるか分からないので、多少乱暴ですが書かせていただきます。


まず最初のパフォーマンスですが、いつもながらに素晴らしかったです。チェロの方はエフェクトたくさん使っていて、すごい音を出していて、足元とか気になりました。BOSSのダブルペダルを使ってるのは見えましたが、あの機種には詳しくないのでちょっと調べてみないと。


未映子さんの朗読は、実はほとんど歌なのでした。違いは「音程」があるかどうかだけ。「音程」を「抑揚」と同義とみなせば、まったく同じといってもいいかもしれません。


吉田アミさんのボイスは、こんなこと書いたら怒られるかもしれませんが、少しだけお客さんにサービスしていたかなと。手を抜いていたとかそういう意味ではありません。比較的分かりやすい部分を抜粋したと言ったらいいでしょうか。もちろんそれによって何かが損なわれるということは絶対にありません。


トークですが、AVライターという職業があることを初めて知りました。雨宮さんにしろ、ドルショックさんにしろ、エロスを食べて生きている(妙ないい方ですが)のだ、と感じました。何というか、あれほどあからさまにエロ話をされるとエロが脱構築されて笑いに転化してしまうのですね。その意味ではドルショックさんの漫画はぜひ読んでみたいと思いました。それとは別に、雨宮さんの新刊もかなり気になります。


未映子さんがツッコミを入れた出会い系サイトの利用者が現実にいるというのは知ってはいましたが、そんなに利用者がいるとは思ってもみませんでした。知らない人といきなりセックスするのって怖くないのかな、と奥手なわたくしは思わずにはいられないのでした。いや、別にショックではないけど、感覚的によくわからないというか。気味悪くないですか? みんなそんなにセックス好きなのかなあと。


わたくし的には渡辺ペコさんのスタンスがいちばん近いのですが(アマチュアだけど一応エロ系じゃない創作活動をしているので)、文芸系のアマチュアのお馬鹿さんがたくさん集まるとすぐに「プロアマ論争」という、小林秀雄でも読めよ! と言いたくなる事件が勃発するのですが、悩むべきところは、やっぱりペコさんみたいな場所においてだよね、と思うのでした。


そんな渡辺ペコさんには以前お会いして直接買ってサインまでしてもらい、帰宅後読んで非常に感銘を受けたのですけど、調子悪そうでしたのでついスルーして帰ってしまいました。それが少々心残りです。来年には新刊が出るそうですのでぜひ読みたいと思っています。


でもみなさんお美しくて(お世辞じゃないです。お世辞は嫌いです)、とても目の保養になったのでした。


で、全体としては「吉田アミ×未映子タッグ」は最強過ぎて、あの間に挟まれる男性は素晴らしい僥倖に恵まれると同時に戦慄をも覚えるのではないかと。次回楽しみにしています。