z.vex Fuzz Factory


届いてきました。お店は早い。こちらが不調で寝かせてましたが、今日やっと試奏できました。


で、なによりも嬉しいのがNAMM 2007 特別仕様ということ! 緑色のラメ入りで、9/10と表示してあるので、世界に十台しかないのであろう。もっとも4msの製品はすべて世界に一台だが。


で、このコンパクトなペダルがどんなことをしてくれるかなーと。いきなり発振したけどこの手の連中に離れてるのでとりあえず発振しないポイントを探し出してファズとして使う。現代風ハイゲインファズ。音は太いし言うことないけど、少し音がきれいすぎる。


次は発振系。これはかなりいける。ただ、発振専門として使うなら24mmのボリューム使って大きなノブにした方がいいのかも。まあそれはそれとして、かなり微妙なところまでコントロール可能。Fuzz Factoryソロなんてのもできそうだ。これはテープエコーに繋ぐしかないと思ったのだが、いまいち体調不調なのでline 6のDL4でごまかす。大きくノブを動かすよりも、発振するかしないかのギリギリのポイントで遊ぶと面白い。


そしてさらにいろいろ実験していくうちに、なんと自動演奏が可能なことを発見。後半はディレイを掛けて割と長い周期を持ったミニマルな音を出して聴いていた。演奏者いらないじゃん!


うちにはほかにもそういうヤツがいるので、一緒に演奏させるのも面白いかも。


うー、ちょっと疲れていてテンション低いけど、ポテンシャルからすれば安い買い物でありました。つーか、なんで国内価格あんなに高いわけ? fulltoneと同じでぼってるとしか思えない。というのも、もっとリーズナブルな価格で出している代理店も存在するからだ。fulltoneなんて高級機としてはバカ売れしてるんだから(OCDって$160-$170なんだよね。高級機というほどではない)、もう少し安くてもいいはず。少なくとも五千円くらいは下げられるはず。


しかし、ZOOMのUF-01がこいつのパクリだって話もあるけど、まったく別物。どちらがいいとか悪いとかではない。ただ、暴れるのが好きならこっちかな。でもはじめて現代風ファズを買うならUF-01も悪くない。


変態系いろいろ持ってるけど、これは非常に完成度が高い。逆に言えば「濁音工場」としてはいまひとつ。ブチブチノイズもきれいすぎる。それはそれで文句はないけど、世の中にはもっと変態系ファズがあるということで。このくらいだと簡単に乗りこなせてしまう。その意味では変態系ファズへの入門用としてもおすすめ。新品は高い。VEXTERシリーズか中古でいいと思う。ちなみにz.vexは本国でも高すぎると反発があるようです。