オーディオ


昔は少しは凝っていたけど、いまのアパートに引っ越してきて、下の階から苦情がきてからオーディオは少しレベルダウンしてヘッドホンにシフト、その後いまの病気で寝たきりで音楽を聴くことになってiPodを使うようになった。


クラシックとジャズ(どちらもいわゆる前衛を含めて。クラシックは新ウイーン楽派ののち現代音楽へとシフト、ジャズはよくわからないけど(夜中に間違ってチューニングを合わせるフリージャズが怖かった)がいまのような形にシフトしてから(というか、たとえば吉田アミSachiko Mは現代音楽にもカテゴライズ可能だろう))、ますますiPodで聴くのが困難になった。ダイナミックレンジがCDのほぼ限界に近づいているので、あれらの機種のオペアンプではまともなヘッドホンはドライブできないのだ。


いまは病気で休業中だが、ラックまで含めて十万円くらいの、音楽専用のシステムは欲しいと思っている。あるいはボーズのシステム。大きな音ではなく、普通の音で。そのためにはある種のコンプレッションか、ドンシャリにするシステムが必要で、昔のステレオにはラウドネスというヘビメタのバンドみたいなスイッチが付いていた。でもあまり使わなかったけど。


いまは小型のスピーカーと巨大なアンプ(サンスイ最後の傑作)と、ティアックのVRDSのほとんど最後の機種を使用している。さすがにこれを一般人には勧められない。でもこれの三分の一くらいならいいのではないか? あとはヘッドホンとケーブルに凝ってみるとか。


ケーブルも別にそんなに高いのを使う必要はないが、製品に付属の赤と白に黒のケーブル、あれはiPod並に音をだめにする。だからものすごく失礼だけど、Sachiko Mさんにはもう少しいいケーブルを使って欲しかったりもする(アマチュアが、ほんとうにごめんなさい)。


iPodでもEtymotic Research のイヤホンを使えば、遮音性が高まるので、この辺で一度妥協してみるのもいいのかもしれない。


ちなみに初期のCDの音は音楽的には辛かったが、オーディオマニアとしてはあの音を作ろうとしていた。でもいまではマスタリングで逆のことをしていたりする。


レコーディングに使えるマルチトラックレコーダーはまだあるが、カッティングマシンはまだあるのだろうか。