4ms Atoner


4msといえば、世界的に有名な米国の変態エフェクターメーカーである。といってもエレハモ(electro harmonix)みたいなきちんとした(?)メーカーではなく、ガレージメーカーである。そんなに製品が掃けるわけでもないが、オーダーメイドや豊富なオプションが用意されている。


その4msで、この秋バーゲンと称して普段なら$30かかるcustum artwork(好きな仕上げにすることができる)が無料というキャンペーンをしていたので、注文してみた。価格も若干押さえ気味だったし。


とはいえ4msの主力製品はすでにいくつか所有しているのであまり選択肢はなかった。ということで、今回はコンセプトがよくわからないAtonerに挑戦してみた。


ファズの音がするのだが、LFOとエンヴェロープ・フォロワーによって音程が1オクターブしたから5度までシフトするということらしいのだが、それによってファズの掛かり具合が変わるように聞こえる。


ただし音程の変化の幅はjumppointというパラメーターによって変化するらしい。


まあなんというかものすごく個性的な音がする。原音を混ぜてやらないとものすごくぶちぶちきれるファズの音になる。詳しくはAtonerのページを参照して欲しい。サウンドクリップもある。


音はともかく、今回注目すべき点はデザインである。写真のような出来。黄色のボディにハート型を散りばめてくださいとお願いしたら、こんなデザインが送られてきたのでOKを出した。ただし写真は完成品だ。


ちなみに4msの製品はすべて異なるデザインなので、原則として無塗装以外は全部一品ものである。中身は同じでも。わたしのAtonerには"Heartoner"という名前が付いて、4msのサイトにも写真がある。裏側はないが。まさか裏側に心臓模様がプリントされるとは思っていなかったので、ちょっと得した気分だ。


どうやって使うかって? 可能性は大きすぎて大変だ。でも今回のはノブが少なくてわりと使いやすい(これでも少ないほうなのだ)。今後のレコーディングなどに積極的に取り入れていきたい。