パソコン内部換装

パソコンは一台あれば何とかなってしまうものだが、一応予備のマシンもあったりする。そちらはSunのワークステーションの古いやつで、でもなんとかSolaris10が動作する。ただ、轟音、発熱マシンだ。地球に厳しい。それはそれで素晴らしいことだが、今回はメインマシンの話。マザーがK8V Delux、CPUがAthlon64 3000という組み合わせ、つまり、64bitのCPUが登場した頃の構成だ。

それなりに動いていたのだが、なぜか突然長考モードに入ってしまったり、そして音楽作成用のソフトがとうとうまともに動かなくなった。OSはXP SP3を導入した直後だった。

あと、HDDが数秒おきにアクセスするという謎の動作も発生していた。

ものすごく単純な作業しかしないのであれば、もう一度OSを入れ直し、様子を見るというのもありだが、今時のソフトのインストールはものすごく面倒なので、もしそれでだめならば目も当てられない。

ということで、思い切って中身を入れ替えることにした。というか、ケースとDVDとFDDとHDDの一部以外はすべて交換した。作り直したといっても過言ではない。ケースを変えなかった理由は、単純にゴミに出すのが面倒なのと、新しい構成でも冷却面などにおいて特に遜色がないと思われたからだ。

新しい構成は以下の通り。

チップセットにビデオ機能が内蔵されているのでそれを使用。Radeon HD 3200というのに相当するらしいが、ATIのドライバには3400からしかない。でもそれが使えるので、それを使っている。というか、それを使わないと不具合発生。BIOSも最新のものに変更するまでまともに動かない、それ以前に電源が入らないなど、今回はかなり悪戦苦闘した。とりあえず動作するまで丸一日では足りなかった。

ちなみに無駄に多く積んでいるメモリだが、ビデオメモリをメインメモリから持ってくるという理由による。今のところ256M割り当ててあるが、最高で512まで割り当てられる。その差に違いがあるかどうかは不明。あとはクロック周波数? だかなんだかを可変できるので、それもオーバークロックしてある。

それでもときどき一瞬画面の動きが止まるように感じられるような気がすることがある。やはり専用のボードを買うべきなのか? ちなみにデフォルトのデジタルの出力は、HDMIなのである。変換して普通のデジタルに接続している。

それから、電源は以前作ったときにはなかったか、有名ではなかったメーカーのものを使ってみた。安かったので。特にネットで調べたりはしなかったが、今のところ問題はないし、今後もなさそうな気がする。

全体として、低消費電力、静音化には成功した。新しいHDDは静かで、薄っぺらい。この方が冷却効率はいいだろう。今のところいちばんうるさいのはDVDであるが、DVDの鑑賞をするのにはじゅうぶん静かだし、CDの書き込みなんて滅多にしないし、パソコンでCDを聴いたりはしないので当分このまま。

あと、FDDが壊れた。コネクタを逆に接続したためか、長年の使用のためかは不明。新しいのを買う予定。

画像の描画速度だけが、ちょっとだけ気になるが、しばらくはこれで行く予定。結局Vistaの導入は見送った。あと、XP SP3も見送った。ブラウザはいまだにIE6である。ブックマークが常に表示されているのが使いやすいのである。
 
 
※その後あちこち検索掛けて、この電源の評判がひどく悪いことを知った。確かに最初は立ち上がらなくて参ったものな。でもなぜかUSBケーブルの接続が間違っているのを直したら、そのあとは普通に起動するようになった。あの場合、起動した方が良かったのかどうか、微妙でもある。あと、うちの構成だと電気をあまり食わないので問題が起こりにくい、という可能性もある。それと、うちのはつい最近に買ったので、何らかの手直しをしている可能性もなくはない。限定生産品なのになぜ在庫が残っているかと思ったら、そういうことだったのね。