種ともこ スペシャル・ミニ・ライヴ 2009/10/03@府中フォーリス1F 光と風の広場

かなり久し振りに種ともこのライヴを聴きに行った。「光と風の広場」、というほど広くはない、ショッピングビル(つーか伊勢丹)の一角の吹き抜けのスペース。その場所がかなり気持ちのよい場所であることを知ったのは、セカンド・セットの最後の曲で種さんが「空」に言及したとき。

14:00〜と16:00〜の2セット。二回とも参戦。大正解だった。というのも、重複する曲が(たぶん)一曲しかなかったからだ。

基本的には電子ピアノ+歌、そしてときどきカズー(http://www2.yamaha.co.jp/u/world/index47.html)。

1stセット1曲目からがつん、と来た。帰ってきてからブログ見たら、風邪ひいてらしたらしいのですが、そんなこと微塵も感じさせずに。左手が強烈なグルーヴを生み出す。そこに右手のきらきら、でも力強い和音が重なり、自在なヴォーカルが……なんて書いてると虚しくなる。そういうのじゃなくて、どうしてもこころが揺さぶられてしまうような、何か。稚拙だろうと、わたしが書くのはそういうこと。

最初、ファースト・セットだけで帰ろうかとも思っていたのだけど(体調がいまいちだったので)、最後の「カナリヤ」を聴いて気が変わった。

大国魂神社の境内をちょっと歩いて(金木犀の匂いを捜していた。でも見つからなかった)、フォーリスに戻って遅いお昼。しばらくぼんやりする。

そのあとはフォーリスの中を歩いて時間潰し。ハロウィングッズが花盛り。何も買わないけど見ているだけで楽しい。

時間ちょうどくらいに種さん登場。

そして2ndセット開始。「ひこうき雲」。いきなりやられた。気分が悪くなるほど(自律神経がちょっとアレになっていたので)、泣きそうになるほど(これがあまりに素晴らしかったので、1stセット1曲目がなんであったか思い出せない……)。

そのあとはその感じで最後まで。帰らなくて本当によかった。

最後に新曲をやったのだけど、「東京の空は快晴」(「東京は抜けるような青空」が正解でした)というようなタイトルで、種さんからは外の天気の様子が見えていたのだ、ということに初めて気付いた。観客は窓に背を向けていた。仰ぎ見ると、青空が覗いていた。



セットリスト:
(それぞれ30分くらい。曲数や曲順の精度は五割くらい。もっときちんとしたこと書いてる人がいると思うので、そちらを捜してください。こういうのはわたしに向かないっていうか)


1st set(14:00〜)

(ど忘れ)
赤とんぼ
The Last Rose of Summer
(?????)
カナリヤ

2nd set(16:00〜)

ひこうき雲
赤とんぼ
砂山
出町柳
(新曲)