"Circuit-Bending build your own alien instruments" by Reed Ghazala

つい買ってしまった。アマゾンの洋書がちょっと安くなってたのと、500円のクーポンがあったので。
はじめて電気工作をする人でも、これを読めばサーキット・ベンディングができる! ……サーキット・ベンディングって日本語でなんていえばいいんだ? 手元の辞書によれば、bendには悪用するとか不正にするとかくすねるという意味もあるんだそうだ。「電子回路不正改造」ってか? いや、「電子回路違法改造」だろ(違法じゃないけどさ)。
で、何をするの買っていうと、音のするオモチャとかカシオトーンとか、その他何でもいいんだけど、変な音がでるように改造しちゃえ、という趣旨。もちろん高級なシンセを改造したって構わないだろうけど、壊れたら泣くに泣けない? そんなことはないでしょう。音が出ればいいんだから。あとやっぱりルックスね。いちばん有名なのがSpeak & Spellという子供向け言語学習機械の改造だ(Sonic御大も使ってたよね)。この本にやり方はみんな書いてあるので、電子工作をしたことがあって英語がちょっと読めればだれでもできると思う。
でも、半田付けの時に換気に注意しましょうなんてさすがアメリカ。そんなこと考えたこともなかったよ。
この本を買うような人は家の中にジャンクの一つや二つは転がってるだろうから、すぐにでもやってみたくなるだろう。私もやってみたくなった。
でも、穴開けがめんどくさいので、プラスチック・ボディのマシンを改造するか、中身だけ取り出してアルミケースに収めるかするのが吉だろう。アルミケースに穴を開けるのはそんなに大変なことではない(傷を付けないように注意することの方が大変かもしれないけど、傷だらけのマシンを作るのもかっこいいかもしれない)。
鉄板製のシンセの穴開けとかは死にそうになるので、最初はやめた方がいいと思う。
今は1600SWのランプさえ交換できないありさまなので、しばらくは本書を眺めて萌えていたいと思います。つーか、これ読んで萌えなかったらノイズ系電子楽器オタクとして終わってると思う(普通の人が萌えたらそれは転落の始まりだが)。